私たちは『せかいにひとつ』のコンセプトのもと、紅型業界でも福祉業界でも初めてのコラボレーションとして、「てるしのワークセンター」という福祉施設で紅型雑貨の商品開発を行なっています。
伝統的な紅型染めの工程、技法、染料をそのままに、布地の代わりにダンボールを使用し、ひとつひとつ丁寧に手染めを行ない、ノートや封筒といった雑貨に仕上げています。
機械でプリントされた商品ではなく、メンバーひとりひとりがその日の感性で、気持ちを込めて手染めしているため、同じ作品をふたつ作ることはできません。
伝統的な紅型染めの工程、技法、染料をそのままに、布地の代わりにダンボールを使用し、ひとつひとつ丁寧に手染めを行ない、ノートや封筒といった雑貨に仕上げています。
機械でプリントされた商品ではなく、メンバーひとりひとりがその日の感性で、気持ちを込めて手染めしているため、同じ作品をふたつ作ることはできません。
『せかいにひとつ』が、はえばる良品の認定を受けました!
テレビ番組『RYUGIN GOOD NEWS』に取り上げられました!
伝統工芸と福祉と沖縄の心
大正時代に興った民芸運動の創始者で、方言論争などでも沖縄と関わりのある柳宗悦という人物がいます。彼は戦前の沖縄で目にした数々の伝統工芸品を非常に高く評価しました。
柳が沖縄の民芸を語るとき、「自由」という言葉がたびたび現れます。
たとえば陶芸について、「本土にあるどれよりももう一段原始の力を持っていて、本物の品物としての力を失っていない」と書きます。ただ、そう感じられるのがどうしてなのか。たんに沖縄で使う材料の良さや、また優れた伝統的な技法だけでは説明がつかないと言い、推察するその奥にあるものを、沖縄の人の「自由な心」と表現します。
もちろん紅型においても同様で、「こうでなければならない」という固定観念にとらわれない心の自由さを柳は指摘しています。歴史や風土と結びつく心のあり方です。沖縄の工芸品の魅力の本質とは、作る人の「心の自由」にほかならないのかも知れません。
現代に生きる私たちに、そんな「心の自由」がどれだけ残っているかわかりません。
物づくりに関しては、売れ筋だったり定番だったり、無意識にも「だいたいこんなもの」という無難なイメージに沿ってしまうところがあるかも知れないし、常識から逸脱したことはしばしば避けてしまうものです。
紅型と福祉のコラボはたまたま生まれた縁に過ぎませんが、「てるしの」に通って働く利用者さんは、さまざまに障がいのある方たちです。奇しくも、そんな彼らのなかに、しばしば「心の自由」を見ることができます。常識にとらわれず、奔放で、常に気持ちのままなのです。もしかすると、伝統工芸は福祉との結びつきによって本来の自由を取り戻すのではないでしょうか。
(沖福連・増山幸司)
商品のラインナップ
▨ ノート(大、小)
▨ 封筒
▨ お祝い袋
▨ ポチ袋 など
購入をご希望の方は・・・
『てるしのワークセンター』施設内のほか、以下の各店舗でもお取扱いいただいています。
【那覇市、国際通り】
・鍵石キーストン(牧志店、久茂地店)
・沖縄の風(牧志)
・沖縄の風(牧志)
・久高民藝店(牧志)
・イーヤーサーサ(牧志)
【豊見城市】
・観光プラザてぃぐま館(豊崎)
・シーサー注意(瀬長島ウミカジテラス)
【沖縄市】
・D&DEPARTMENT OKINAWA(プラザハウス内)
【名護市】
・OKURIMUNオクリムン(大東)
【宮古島市】
・みやこ屋(平良)
・雑貨屋雑工材空(平良)
【石垣市】
・ひらりよ商店(大川)
【県内ホテル】
・ホテル日航アリビラ(読谷村)
・ホテルアンテルーム那覇(那覇市)
・ムーンビーチミュージアムリゾート(恩納村)
・ホテルアンテルーム那覇(那覇市)
・ムーンビーチミュージアムリゾート(恩納村)
・グランディスタイル沖縄読谷ホテル&リゾート(読谷村)
【その他】
【その他お問い合わせなど】
ホームページのお問い合わせフォーム、お電話、FAXなど、いずれからでもご相談いただけます。
沖縄県島尻郡南風原町字宮平206-1
TEL: 098-889-4011
FAX: 098-888-5655
(担当:比嘉敏子、岸本久美子)